SWWDinKohoku(BackYardInfoForWWDinKohoku)
開始 2017年6月7日(戸田さん、植田さん、池田さん、須川でうちあわせ)
 当面の目的はWWD2018in湖北をどのように構成するかの情報サイト
 例年11月頃に翌年2月のWWD用の資料が事務局HPで公開される。
それからどのような会とするかを考えていく。

  そもそも世界湿地の日とは何か。英文Wikipediaはある(各国語はあるが
和文はない→和文のWikipedia掲載が課題)。ここにはテーマ一覧(後述)がある。
毎年のテーマがあることがまるで伝わっていないのが課題。
  また湖北のWWDについては、湖北野鳥センター/琵琶湖水鳥・湿地センター
英文サイトに2011年からの報告を掲載しているが、そのサイトのリンクが
現在隠れているので不便。
  この英文サイトはリンクも間違っているのがある。
  2011年の近江八幡の報告 英文和文
  2015年2016年の報告は不完全で、2017年はまだ掲載されされていない。

  できればテーマは何かを早めに知りたい。 

最新の会議報告2(SC53 p7のうちp4)に以下の記載を発見
c. Theme for World Wetlands Day 2018 The Chair noted that this issue had
already been addressed under agenda item 6.a on Progress with preparations for
COP13 - COP theme and logo.
 COP13はUAE(アラブ首長国連邦 ドバイ)で2018年10月21日〜29日に開催される。
その締約国会議のテーマが「」2018年WWDのテーマとなる。
 SC53の会議報告1(p7のうちのp6)に以下を発見!
Decision SC53-05: The Standing Committee approved the main theme of
COP13 as ‘Wetlands for a Sustainable Urban Future’, which would also
serve as the theme for World Wetlands Day in 2018. The Standing
Committee confirmed that the logo of COP13 would be finalised by
the Host Country, taking into account comments made by the Sub-group
on COP13. The Standing Committee approved the Provisional Agenda
for COP13 (as contained in document SC53-08, and with the correction
of the dates, the addition of the high-level segment and correction of
the title of item XIV) and requested the Host Country, in consultation
with interested Parties and the Secretariat, to further develop plans
for the organisation of a high-level segment.
 つまりWWD2018のテーマは以下である。
‘Wetlands for a Sustainable Urban Future’
  仮訳 「持続的都市の未来のための湿地」
  urban 都市の
 この会議で日本の代表による以下の発言(p7のうちp)がある(やりとりの記録は特にない)。
 Japan, supported by India, noted that the proposed dates of COP13 coincided
with the World Lake Conference being held in Japan from 15 to 19 October 2018.
Since the themes and likely participation in the two conferences would be very similar,
Japan asked that consideration be given to adjusting the dates of COP13
  世界湖沼会議が2018年10月15日から19日にかけて日本(茨城県)で開催される。
テーマも近く、共通する参加者も多そうだとのこと。調整をお願いするとの発言。
 テーマは『人と湖沼の共生 ―持続可能な生態系サービスをめざして―』
 茨城県での会議終了後、成田からドバイへ多くの共通の参加者が移動するので
あろうか。ドバイにいかなくても締約国会議の前座会議ような位置づけができるのかも
しれない。
 茨城県に条約湿地はあるのだろうか? 世界湿地の日の活動は?
 茨城県涸沼渡瀬遊水地も一部含む。
  霞ヶ浦は条約湿地となっていない。候補にもなっていないのだろうか?
  霞ヶ浦・北浦とも候補(湿地番号47番)となっている。
  霞ヶ浦・北浦を条約湿地としないとせっかくの接続が生きてこない。


 基本的な進め方についての2015年時点の情報。
 便利そうな情報を発見 これは2015年のWWDを総括し、2016〜2018を
どのようなテーマをやるか、どのような手法を新たに取り入れるかの提案
PPTである。

  以下の点が興味深い
・2016〜2018年のテーマへの提案がある。実際はこの順ではないが
2017年はこの中の一つ『湿地と減災』に決まった。
・実は2015年のWWDのみ国別のWWDの報告を見ることができなかった。
これは当時の事務局長(批判が多くて追われたと聞いた)の経営方針だった
ようで、それまでの手法を否定している年だった。
・このPPTの中に各地のWWD活動を報告するシステムの提案がある。
2013年までは表形式に各国別に掲載されていて、2014年の時点で世界地図が
でてくる報告システムになったが、まだ人がサポートしていた。2015年は報告
サイトがなく(PPT中には世界からの報告数が掲載されているがそれまでの
ように見ることはできなくなっていた)、2016年、2017年と提案された報告システム
になった(事務局側で人を出す必要はなくなった)。
 そして、ほぼここで提案されたラインに沿って2018年のテーマが決まっていることが判る。


 琵琶湖が1993年に条約湿地となり、1997年に環境庁によって琵琶湖水鳥
湿地センターができた。2017年はそれから20年となる。
 琵琶湖は1993年になぜ条約湿地となったのか。当時の立役者は誰か。
 知事は稲葉稔氏。1980年代に広域下水処理(帰帆島)を巡っての対立
があったが、1990年代になってヨシ群落の機能を認める方向に転換して
1991年にヨシ群落保全条例をつくったことが雰囲気的に大きい。
 前年の1992年に大津と釧路でアジア湿地シンポジウムがあった。
大津は琵琶湖研究所で開催された。条約への基礎的な理解が進んだ。アジア湿地
シンポジウムの進行を担当していた当時の滋賀県職員2名の役割が大きい。
 1名は自然保護課課長森谷賢氏で、環境庁からの出向でUNEPを滋賀県へ持ってくる
役割を担っていた人で、もう一人はその関係もあって県職であった安藤元一氏であった。
 二人とも英語が達者で国際会議の進行をしきっていた。安藤氏はシンポジウムの
英文報告の編集もしていた。

2017 Wetlands for Disaster Risk Reduction
2016 Wetlands For Our Future: Sustainable Livelihoods
2015 Wetlands For Our Future
2014 Wetlands and Agriculture: Partners for Growth
2013 Wetlands Take Care of Water
2012 Wetland Tourism: A great experience
2011 Forests for water and wetlands
2010 Caring for wetlands ? An answer to climate change
2009 Upstream, Downstream: Wetlands connect us all
2008 Healthy Wetlands, Healthy People
2007 Fish for tomorrow?
2006 Livelihoods at Risk
2005 There's Wealth in Wetland Diversity

- Don't Lose It

2004 From the mountains to the sea ? Wetlands at work for us
2003 No wetlands ? no water
2002 Wetlands : Water life and culture
2001 A wetland world ? A world to discover
2000 Celebrating our wetlands of international importance
1999 People and wetlands- the vital link
1998 Importance of water to life & role of wetlands in water supply
1997 WWD celebrated for the first time

2012年までは宮林泰彦世界湿地の日の解説より
1998年「湿地のための水,水のための湿地」
1999年「人々と湿地−生命のつながり」
2000年「国際的に重要な湿地をたたえよう」
2001年「みなおそう!湿地の世界」
2002年「湿地:水,生命,そして文化」
2003年「湿地なくして水は無し」
2004年「山々から海まで,湿地の役割」
2005年「失なうな!湿地の豊かな多様性」
2006年「水なくして湿地無し,湿地なくして貧しい暮らし」 
2007年「湿地と漁業」
2008年「健全な湿地、健康な人々」
2009年「河川流域管理」
2010年「湿地や生物多様性と気候変動」
2011年「湿地と森林、水と湿地のための森林」(条約締結40周年)
2012年「湿地とツーリズム 偉大な経験」
2013年「湿地と水管理」(琵琶湖条約湿地登録20周年)
2014年「湿地と農業」
2015年「湿地と人類の未来」
2016年「湿地と持続的暮らし」
2017年「湿地と防災・減災」
2018年「持続的都市の未来のための湿地」