講演者の紹介



横山昌太郎(よこやま・しょうたろう)
   環境省自然環境局 野生生物課 鳥獣保護業務室鳥獣専門官

1971年生まれ。広島県生まれ、三重県出身。平成9年環境省入庁。岩手県宮古市や栃木県日光市で国立公園のレンジャーとして勤務。途中建設省(国土交通省)に出向を経て、現在に至る。鳥獣専門官として、次のことを主に担当。
 ・シカ、サル、クマ等の特定鳥獣保護管理計画に関すること。
 ・カワウの広域管理に関すること。
 ・鳥類の輸入規制に関すること。

大井徹(おおい・とおる)
  (独)森林総合研究所関西支所 生物多様性研究グループ長

1958年生まれ。富山県生まれ。京都大学大学院理学研究科博士後期課程修了(理学博士)。日本学術振興会特別研究員、龍谷大学非常勤講師、京都大学非常勤講師などを経て、平成3年、農林水産省森林総合研究所採用。平成13年より現職。専門は、動物生態学、野生動物保護管理学。
 『ボタニカル・モンキー』(解説・八坂書房)、『失われ行く森の自然誌』(著・東海大学出版会)、『野生動物の研究と管理技術』(監・分担訳、文永堂出版)、『ニホンザルの自然誌』(編著・東海大学出版会)、『獣たちの森』(著・東海大学出版会)、『森の生態史』(近刊、分担著、古今書院)などの著書の他、論文多数。

野間直彦(のま・なおひこ)
滋賀県立大学環境科学部講師、里山学・地域共生学オープンリサーチセンター研究スタッフ

1965年生まれ。京都大学大学院理学研究科博士後期課程(植物学専攻)修了。博士(理学)。科学技術振興事業団科学技術特別研究員として森林総合研究所九州支所に派遣、京都工芸繊維大学繊維学部非常勤講師などを経て、1998年から現職。主に、動物による植物の種子散布の生態学・鳥獣害問題・植物エネルギーの可能性等について研究。
 「芹川のケヤキ並木」『琵琶湖流域を読む(上)』(サンライズ出版・2003年)、「犬上川の河口改修とタブ林の保護」『琵琶湖流域を読む(上)』(サンライズ出版・2003年)、「エコツアー名所 日本編 屋久島」『科学』72巻(2002年)、「長島の海岸崖地のビャクシン群落の構造」『日本生態学会中国四国地区会報』59巻(共著・2001年)、「サルと植物」『ニホンザルの自然社会エコミュージアムとしての屋久島』(京都大学学術出版会・2000年)、他。
  

百合野(赤星)心(ゆりの・こころ)
  奈良女子大学大学院人間文化研究科博士研究員
1977年生まれ。 奈良大学大学院人間文化研究科博士後期課程修了後、同大学院人間文化研究科博士研究員。(学術博士)。

 「農産物直売所を支える現代的条件」『ファーマーズマーケット−直売所のすべて−』(共著・農業と経済臨時増刊号・2001年)、「イノシシのまち−丹波篠山」『イノシシと人間−共に生きる』(高橋春成編・古今書院・2001年)、「「獣害問題」におけるむら人の「言い分」−滋賀県志賀町K村を事例として−」『村落社会研究』第20号(2004年)、「都市の獣害問題をめぐる2つの自然−神戸市東灘区イノシシ問題を事例として−」『奈良女子大学社会学論集』第11号(2004年)<報告> 「野生動物との「距離感」が異なる住民の野生動物保護管理に関する意識の比較」『人と自然』No、14(赤星 心・坂田宏志・田中哲夫・2003年)


須川恒(すがわ・ひさし)
龍谷大学非常勤講師、京都教育大学非常勤講師、里山学・地域共生学オープンリサーチセンター研究スタッフ

1947年生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程(動物学)修了。民間調査機関を通して鳥類を軸とした河川や里山の環境調査に従事しつつ、琵琶湖研究所協力研究員などとして、湿地や水鳥を中心に調査・研究を行う。琵琶湖の水鳥の個体数調査に長年かかわる中で、カワウ問題にかかわることになる。環境省カワウワーキングループに参加し、特定鳥獣保護管理計画技術マニュアル(2004)の取りまとめにかかわる。京都府環境審議会委員・日本鳥学会保護委員会副委員長。
  「都市河川と水鳥」『いのちの森 生物親和都市の理論と実践』(森本幸裕・夏原由博編・京都大学学術出版会・2005年)、「水鳥の個体数の変化」『琵琶湖流域を読む(下)』(琵琶湖流域研究会編・サンライズ出版・2003年)、「生き物からみたミティゲーション 鳥類」『ミティゲーション−自然環境の保全・復元技術−』(森本幸裕・亀山章編・ソフトサイエンス社・2001年)


丸山徳次(まるやま・とくじ)
龍谷大学文学部教授(哲学・倫理学)、
里山学・地域共生学オープンリサーチセンター副センター長

1948年生まれ。 龍谷大学大学院文学研究科博士課程哲学専攻依願退学、西ドイツ政府奨学生(DAAD) としてケルン大学留学。これまでにボーフム大学、ダルムシュタット工科大学客員研究員、京都大学大学院兼任講師などを併任。研究分野は、現象学を中心とした現代哲学と環境倫理学を中心とした応用倫理学、社会哲学。里山学とエコロジカル・フィロソフィを提唱中。   『岩波・応用倫理学講義 2 環境』(編著・岩波書店・2004年)、『応用倫理学の転換』(共著・ナカニシヤ出版・2000年)、『フッサールを学ぶ人のために』(共著・世界思想社・2000年)、『環境と倫理』(共著・有斐閣・1998年)、『生命倫理学を学ぶ人のために』(共著・世界思想社・1998年)、共訳:ハーバーマス『コミュニケイション的行為の理論』(未来社・1987年)、ハイデッガー全集第1巻『初期論文集』(創文社・1996年)、他。

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