京都府生物多様性活動支援サイト(鳥類) 2011年〜
2011年に京都府レッドデータブック(初版2002年)の改訂作業を目的として鳥類について情報を得るために開いたサイトです(構成者 須川恒@京都市山科区)
植田潤画
京都府レッドデータリスト(鳥類)第3版改訂用サイト
作成開始 2019年8月26日
更新 2019年12月6日(第2版PDF追加)
2020年2月23日このファイルを追加
2020年3月19日情報追加
2021年7月30日レッドリスト第3版報告 追加12月23日
多くの方の協力を得て京都府の鳥類レッドリストの改訂をすすめ2021年3月に京都府に報告し、京都府から哺乳類と鳥類について以下のように公開されました。
哺乳類と鳥類の新しいレッドリストの表
多くの協力をいただいた日本野鳥の会京都支部報のそんぐぽすと231(2021年8〜9月号)にこの改訂版レッドリストについて報告しました。
須川恒(2021)京都府レッドデータブック鳥類の第3版改訂レッドリスト(2021年3月)の報告
Sugawa2021SongpostRedlist.pdf へのリンク
概要をご理解いただけると思います。
1)文中に述べている市町村単位のレッドデータブックについてのサンプルとしては
宇治田原町の野生生物 レッドデーブック(PDFファイル)をごらんください。
2)文中に述べている京都府希少野生生物保全条例について知りたい方は
以下の講演PPTのPDFファイルをごらんください。
3)文中に述べている、京都府の鳥類標識情報の俯瞰(50年弱)については長文となりますが以下参照
京都府の鳥類標識情報の俯瞰について
※ぞの1 前史編 その2 構想編 ALULA202004KyotoBandingInfo.pdf へのリンク
※その3 ALULA202010KyotoBandRep1.pdf へのリンク
※その4 ALULA202010KyotoBandRep2.pdf へのリンク
※その5 ALULA202105KyotoBandRep3.pdf へのリンク
※その6 番外編 スズメ ALULA202105KyoBandRep4Suzume.pdf へのリンク
4)鳥類標識情報の俯瞰と連携しているプロジェクトは標識調査地目録をつくることです。調査地単位に標識調査の実態を
明らかにすることによって3)の課題であった捕獲努力量のイメージを得ることができるようになります。
3)はともかく4)は直接京都府のレッドリスト改訂とは関係が少なく、今後別の目的を持った鳥類標識調査
サイトの一部とする予定です。
以下は全体の構想編のその0と、鳥類標識調査地目録作成(関西)についての構想編(その1)と中間報告編(その2)です。
3)の京都府鳥類標識情報俯瞰の構想は2019年に考えはじめました。
その後京都府のレッドリスト改訂に活かす構想になりました。
※その0 Alula201905SugawaFutureBanding.pdf へのリンク
ここにも書いているように京都府の次は隣接県の福井県や兵庫県などの鳥類標識情報の俯瞰構想
にすすめたいです。
※その1 鳥類標識調査地目録関西の構想編
Alula201804SugawaKansaiBandInventory.pdf へのリンク
※その2 鳥類標識調査地目録関西の中間結果報告
Alula201810SugawaKansaiBandInventoryTry.pdf へのリンク
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以下はいままでの内容です。
作成開始時のメモ
京都府では2002年のレッドデータブックが10年たつため、2011〜2012年の2年間かけて、多くの観察者の方からの情報を元に改訂をして 2012年に改訂レッドリストを作成し、また改訂レッドデータブックを2015年に出版しました。
この出版物は、京都府の生物多様性にかかわるさまざまな機関や団体に送付され、ごらんになっている方も多いと思います。
また後述するように、京都府のサイトから種別の情報が公開されています。
2012年のレッドリストは2022年で10年となりさらなる改訂の必要性がおこってきました。
しかし財政上の理由もあって短期間に急に改訂はできないので、生物グループごとに数年かけてレッドリストを改訂することになりました。
その先鋒を切って哺乳類と鳥類のレッドリストの改訂が、2019〜2020年度にかけて行われます。
・レッドリストとレッドデータブックの違い はここを参照のこと。
改訂をすすめるためには、第2版の鳥類の内容を一望することが必要ですので、以下に鳥類のみのPDFファイル(京都府提供)を
置きます。
京都府RDB第2版(2015)(鳥類)だけのPDFファイル RDB01_045-108Birds.pdf へのリンク 京都府RDB第2版京都府自然環境目録(鳥類編のみ)
BirdsListKyoto_016-026.pdf へのリンク
第2版の内容を理解する際にご利用ください。
・京都府の鳥類のレッドリスト種選定の考え方、改訂についての考え方、意見提出の方法などは、ほぼ前回2版の改訂時の説明にあります。
京都府レッドデータブック(鳥類)2版改訂用サイト(2012年用)
・とても便利な情報集
第2版のレッドリスト作成時に環境別、希少カテゴリー別にまとめた表は以下です。この表は、第3版の改訂にあたってもとても便利と思いますので、多くの人が印刷して手元に持っていただきたく思っています。
http://larus.c.ooco.jp/KRDB2ND.html これはA4版横3枚になります。
A4版縦1枚のサイズのPDFファイルは以下。文字は小さいですがこちらのほうが一望でき便利と思います。
KRDB2NDL.pdf へのリンク
この表では、どのように希少性の判定をしたかが判るようになっています。詳細は2012年改訂用のサイトの記述をお読みください。
この表の下欄に説明しているように、希少性ランクが高い種がセットで出現するのは、まとまった面積を持つ森林とか、水田など
限られています。つまり、レッドリスト種を通して、京都府内のホットスポットがどこにあるのかの関心を持つことができます。
(景観生態学的視点で活用できるということです)。
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更新 いままでのおさらい(2019年10月20日)
改訂にあたってどのような作業が必要か
観察者が第2版を見て何かおかしいと違和感を感じる場合、その情報を第3版の改訂にどのようにつなげていけばよいのか。
まず京都府の鳥類が対象であること。最新版の京都府産鳥類目録に基づきます(日本野鳥の会京都支部2016)。
分類表記は日本鳥学会目録(2012年の第7版※)にもとづきます。
(※日本鳥学会目録は2022年に第8版が出版される予定です)
レッドデータリストの対象となるのは、京都府の鳥類より、1)迷行種、2)情報不足種、3)多数種を除いた種です。
1)「迷行種」の決定にあたっては「毎年複数個体が生息・渡来・通過する場所を予見できない種」という基準をもちいる。
したがって,近畿地方(京都府)で1か所でも複数個体の生息・渡来・通過が予見できる場所があれば、その種は「迷行種」とはみなされない。
2)「情報不足種」はアビ類のように、海岸を遠く離れた海上に生息する種などで、分布や個体数の多少・増減を観察者がとうてい判断できないとみなせるもの。
3)「多数種」はスズメやハシブトガラスに代表されるように,近畿の各府県にごく普通にみられ,誰の眼からみても希少でないことが明白な種。
それぞれどの種を迷行種、情報不足種、多数種としたかの一覧は以下(ただし第2版での変更が反映されていない部分も含む)。
http://larus.c.ooco.jp/KRDBTAISHO.htm(旧) →新は http://larus.c.ooco.jp/KRDB2020.htm
第2版では初版から変更している種がある。
例 初版ではコウノトリは迷行種だったが、第2版では、京丹後市に定着繁殖をはじめたのでそのリストから削除した。
以下の表は京都の野鳥2016のリスト順に、希少種ランク、ランク外、対象外として場合のカテゴリーをそれぞれ示している。
検討種を整理する際につかう。(2020年2月23日追加 NEW)
http://larus.c.ooco.jp/KRDB2020.htm
希少性を判定する対象個体群を明らかにする。
たとえば、多くの個体が越冬している種で、少数が繁殖している場合は、越冬個体群と繁殖個体群が対象個体群。
対象の個体群 B:府内繁殖個体群 W:越冬個体群 T:通過個体群
対象個体群の個体数や分布のパターンについて1)極少、2)少、3)少なくはない(普通にいる、多いなど)
対象個体群の個体数や分布における減少のパターン 1)減少、2)減少はしていない(増加しているも)をそれぞれ明らかにする
対象個体群の特徴を元に以下のように希少カテゴリーの判定をする。
絶滅寸前種(極少かつ減少)、
絶滅危惧種(極少ないが減少はしていない、か、少なくて減少している)、
準絶滅危惧種(少ないが減少していない、か、少なくはないが減少している)
なお、個体数は多いが繁殖地が限定されている種は要注目種とする。
これを図示すると以下のようになる。
図1 希少性の判定の考え方
第2版のレッドリスト段階の作業を環境別、希少カテゴリー別にまとめた以下の表をごらんいただきたい。
この表は、それぞれの種の希少性判定の根拠も書かれているのが重要な点。
第3版の改訂にあたっても、たたき台の情報として便利と思うので、多くの人が印刷して手元に持っていただきたい。
http://larus.c.ooco.jp/KRDB2ND.html
これは印刷するにはA4横が3枚という形になる。
PDFファイルは以下
KRDB2NDL.pdf へのリンク
希少性判定の根拠が種別に書かれているので、もし希少性ランクに違和感を
感じた場合は、その根拠に問題があることになる。その問題となる根拠を
くつがえす資料を示すことが、第3版改訂にむけての作業ということになる。
(例としては第2版でどのような根拠で希少性ランクの変更があったかを
お読みいただきたい。)
変更にむけての根拠を示す情報のまとめかたの様式案
京都府では京都府立大学の協力を得て、府内の生物多様性に関する情報を収集する
様式案を検討中である。まずは植物や昆虫で試作して、他の分野の生物群でも使える
形にするとのことである。
以下はその様式案である。
様式案の項目は以下
地域/地点情報 群落名/種名 確認(踏査)年月日 ステータス(状況) 写真 根拠文献 確認(踏査)者 公表/非公表 確認の要否 コメント
コメント ( )
地域/地点情報
群落名/種名
確認(踏査)年月日
ステータス(状況) (希少性にかかわるコメント、個体数の規模や個体数の変遷にかかわる記述など)
写真 (リンクできればする)
根拠文献 (リンクできればする 文献の場合は詳細な文献情報必要)
確認(踏査)者 (リンクできればする)
公表/非公表 (希少種情報や、他の外部機関からの情報は、まずは非公表情報として入力されるべきであろう)
確認の要否 (参考情報などの場合は要確認扱い)
コメント (確認の要否ついてなど)
以下には第2版改訂時の改訂意見の述べ方です。
これにならって今回も改訂意見を募集します。
C.レッドデータブックの改訂意見の述べ方 (第2版改訂時 2011年のもの)
それにならった今回の意見募集
2019年度は、これよりはラフな意見募集をします。
どのような改訂上の課題があるのかを広く把握したいと思っています。
2020年度に入ってから、レッドリスト改訂に向けて追加情報および
2019年度に情報をお寄せいただいた方に再度問い合わせをさせていただく形で
改訂作業を進めていく予定です。
意見提出のフォーム
提出日
提出者名(連絡先 メールアドレス 電話番号 住所)
提出意見 種名や趣旨
提出根拠 (意見を提出する前にその種の京都府の第2版の記述を読んでください)
情報が多い場合はエクセル表として情報をまとめてください。
第一次意見募集 2020年2月中(京都府へ2019年度の中間報告を提出する必要があるため)
来年度(2020年度)全体の傾向や課題をしぼって必要に応じてやりとりをさせていただきます。
来年度に追加意見も受け付ける予定です。
送付先 須川恒 CXD00117@nifty.ne.jp 075-502-2240
※ 希少種情報についてはウェブサイトでは公開しません。鳥類班の委員内では共有します。
理想的には以下のような形で意見をいただけるとありがたいです。
チョウゲンボウについての第2版時点でのの改訂意見例です
「チョウゲンボウは、初版の2002年版では、対象個体群は、越冬個体群で、減少はしていないが
少ないということで準絶滅危惧種となっています。しかしここ数年京都市内で極少数が繁殖して
います。新たに繁殖をはじめたわけですから、個体数は減少しているわけではないとなります。
しかし個体数や分布からみて極少数と言えますので、改訂意見としては、繁殖個体群が対象となり、
絶滅危惧種となり、越冬個体群としては準絶滅危惧種のままであっても、繁殖個体群の希少性を
優先させてチョウゲンボウは絶滅危惧種とすべきではという意見となります。」
まず意見を述べたい種があれば、第2版ではどのように記述されているかをお読みください。
その前に、もし意見を述べたい種が第2版のレッドデータブックに含まれていない場合は、
1)迷行種、2)情報不足種、3)多数種に含まれて対象種となっていないかどうか、をご確認
ください。以下には、対象としたがランク外とした種の一覧も4)ランク外 も示しています。
http://larus.c.ooco.jp/KRDBTAISHO.htm
ここの段階での種のあつかいについての意見もありがたいです。
「〜という種は××(迷行種など)という形の対象外となっているが、〜の理由で希少種を
判定する対象とすきではないか」といった形の意見となると思います。
すでにレッドデータブック(第2版)に扱われた種については以下のその種の記述内容を
ふまえた上で意見を提案していただけるわかりやすいです。
第2版では各種はどのように記述されているかは以下をご覧ください。
京都府レッドデータブック第2版
http://www.pref.kyoto.jp/kankyo/rdb/index.html
鳥類は以下です。
http://www.pref.kyoto.jp/kankyo/rdb/bio/bird.html
解説文中に上記で書いた諸根拠(どの個体群がどのような状況か)を示して
記述しています。
また、京都府の鳥類にかかわる報告書や論文情報をお寄せください。
以下に追加すべき文献情報(サイト情報)をお教えください。
http://www.pref.kyoto.jp/kankyo/rdb/bio/bird_b.html
上記に追加したいと思っている文献情報(サイト情報)候補は以下です。
京都府鳥類追加文献・サイト情報
このサイトの作成者 須川恒 連絡先 CXD00117※nifty.ne.jp
※は@にかえてください
http://www.pref.kyoto.jp/kankyo/rdb/bio/bird_b.html
上記に追加したいと思っている文献情報(サイト情報)候補は以下です。
(2019年10月21日開始)
(2019年10月21日現在)
日本野鳥の会京都支部(2016)Birds of Kyoto 京都府鳥類目録2016.日本野鳥の会京都支部.
環境省モニタリング1000海鳥調査報告サイト(舞鶴市冠島・沓島に関する情報)
最新情報 H28報告 2016年 p111-126
(京都・冠島調査研究会のサイト内に他の年度をまとめリンクしている)
環境省資料 狩猟鳥獣の次回(H29 年度)見直しに係るモニタリング情報について(案)
https://www.env.go.jp/nature/choju/effort/effort6/effort2601/26Sep02.pdf
全国繁殖地分布地調査サイト
http://www.bird-atlas.jp/
京都府第12次鳥獣保護管理事業計画書(H29.4.1〜H34.3.31)
http://www.pref.kyoto.jp/choujyu/documents/dai12ji.pdf
https://www.pref.kyoto.jp/choujyu/shuryou.html
主なリンク先(今後リンクする予定)
全国的視点から
全国繁殖地分布地調査サイト
http://www.bird-atlas.jp/
全国越冬地分布調査サイト(作成中)
環境省ガンカモ類調査のまとめサイト
環境省レッドデータブック鳥類のサイト
京都府野鳥観察団体
日本野鳥の会京都支部
京都野鳥の会
日本鳥類保護連盟京都支部
京都府隣接府県の野鳥観察団体
日本野鳥の会滋賀
滋賀野鳥の会
日本野鳥の会大阪支部
日本野鳥の会奈良支部
日本野鳥の会三重県支部
京都府内の野鳥にかかわるサイト
(須川恒がかかわるもの)
京都・冠島調査研究会
ツバメとヨシ原のサイト
カラーマーキング調査グループ・関西
(京都とのかかわりでは鴨川のユリカモメの渡りに関するものなど)
鳥類標識調査グループ・関西
(京都府内でも各地で継続的に
鳥類標識調査がされて多くの資料が蓄積されています)
作成開始 2019年6月1日(6月20日小改訂)
このページは京都府レッドデータブック鳥類の改訂第2版用支援サイトとしてはじまった。
京都府の生物多様性にかかわる活動としてはレッドデータブックの改訂以外にも多くある。
例えばレッドデータブック第2版改訂に続いて、京都府の侵略的外来種についての改訂版作成
作業もあって。これが終わってまだ結果のウェブ公開もされていない段階なのだが、2023年を
めざして第3版(レッドデータブック級の予算はないのでレッドリストですますらしいが…)にむけての
よびかけがはじまっていて、以下の分野別の担当委員も決まりこれから会合がある。
分野は漫然とした順だとどうもわかりにくいので、すでに公開されている第2版RDB分野順にして示す。
私は別のところでは、分母なしの分子だけの諸研究とか諸事業のありかたを批判しているが、
京都府の生物多様性については、分母があるだけで、あとはまるで何もないという感じである。
とても抽象的な言い回しだが、自然系博物館が当然のようにあって、それぞれの分野の研究者や
普及担当者がいて継続的活動をしているのは当たり前という京都府隣接府県の状況と比較すると
「あとはまるで何もない」というのは実感してもらえると思う。
つまり、分母としての生物多様性のリストがあっても(各種に赤黄緑の印をつける作業は定期的に
しなければならないのだが)、それらの意味を普通の人々が知ることができるしかけになっているか
というとまるでそうはなってない。
カンフル剤になるかどうか知らないが、ゲッチョ(盛口満氏)に登場いただくことにする。
とりあえず分野別にゲッチョ本情報(単著で60冊はあると思う)も置いてみる。
突然なぜゲッチョ氏かというと、ゲッチョ氏は「〜屋」の描きかたがとても上手なのである。
「けもの屋、鳥屋、ヘビ屋、虫屋、魚屋、」などなど…。
そのことにあらためて思うきっかけとなったのは京都府の地衣類の部分を執筆されている山本好和さんに
5月4日に偶然会ったことである(参照 ゲッチョワールドの小さなビンゴ)。
AH コケ植物
IK 貝甲殻類及びその他の淡水産無脊椎動物
UY 地形
OJ 人間環境・歴史
KT 貝類
SD 菌類
SH 鳥類
TH 地域生態系
TA 哺乳類
TY 貝甲殻類及びその他の淡水産無脊椎動物
TS 地質
TT 昆虫
NK 貝類・淡水魚類
HK 昆虫
NK 鳥類
NS 昆虫
HK 淡水魚類
MM 両生類・は虫類
MS 植物
MM 地質・鉱物
MO 哺乳類
MS 両生類・は虫類
YT 植物
ゲッチョ(盛口満氏)本情報
野生動物
http://www.pref.kyoto.jp/kankyo/rdb/index.html
哺乳類
鳥類
は虫類
両生類
淡水魚類
昆虫類
クモ類
甲殻類
及びその他の淡水無脊椎動物
陸産貝類
淡水産貝類
TA 哺乳類
MO 哺乳類
SH 鳥類
NK 鳥類
MM 両生類・は虫類
MS 両生類・は虫類
HK 淡水魚類
NK 貝類・淡水魚類
TT 昆虫
HK 昆虫
NS 昆虫
IK 貝甲殻類及びその他の淡水産無脊椎動物
TY 貝甲殻類及びその他の淡水産無脊椎動物
KT 貝類
野生植物・菌類
http://www.pref.kyoto.jp/kankyo/rdb/bio/index02.html
シダ植物
種子植物
コケ植物
車軸藻類
地衣類
菌類
MS 植物
YT 植物
AH コケ植物
SD 菌類
ゲッチョ本情報
盛口満(2017)となりの地衣類.八坂書房.
盛口満(2006)冬虫夏草の謎.どうぶつ社.
地形・地質・自然現象
http://www.pref.kyoto.jp/kankyo/rdb/geo/index.html
地形
地質
自然現象
UY 地形
TS 地質
MM 地質・鉱物
自然生態系
http://www.pref.kyoto.jp/kankyo/rdb/eco/index.html
自然生態系(地域生態系)
OJ 人間環境・歴史
TH 地域生態系
京都府レッドデータブック(鳥類)2版改訂用サイト
作成開始 2011年9月9日
最新更新日 2017年3月4日(URL改訂)
京都府では2002年のレッドデータブックが10年たつため、2011〜2012年の2年間かけて、多くの観察者の方からの情報を元に改訂をして 2012年に改訂レッドリストを作成しました。
今後新しく指定された種や、記載内容を改訂した情報を掲載したレッドデータブックの改訂版が作成されます。
改訂法については、後述している説明(2011年9月9日作成)を参照してください。
表1は改訂された2012年のレッドリストを、生息環境別、希少カテゴリー別に整理した表です。
http://larus.c.ooco.jp/KRDB2ND.html
この表では、どのように希少性の判定をしたかが判るようになっています。
レッドデータブックは、京都府の確認種から、1)迷行種、2)情報不足種、3)多数種を除いた種を判定対象種とします。
次に、希少性を判定する対象個体群を明らかにします。
たとえば、多くの個体が越冬している種で、少数が繁殖している場合は、繁殖個体群が対象個体群となります。
対象の個体群 B:府内繁殖個体群 W:越冬個体群 T:通過個体群
対象個体群の個体数や分布のパターンについて1)極少、2)少、3)少なくはない(普通にいる、多いなど)
対象個体群の個体数や分布における減少のパターン 1)減少、2)減少はしていない(増加しているも)をそれぞれ明らかにします
対象個体群の特徴を元に以下のように希少カテゴリーの判定しています。
絶滅寸前種(極少かつ減少)、
絶滅危惧種(極少ないが減少はしていない、か、少なくて減少している)、
準絶滅危惧種(少ないが減少していない、か、少なくはないが減少している)
なお、個体数は多いが繁殖地が限定されている種は要注目種としています。
表1には、種ごとに、その種の対象個体群は何か(種名の後のB,W,T)、また絶滅危惧種と準絶滅危惧種では、二つあるパターンのどちらにもとづいて希少性を判定したか判るようにしてあります(絶滅危惧種は極か減、準絶滅危惧種は少か減で示しています)。
表1には希少カテゴリーを変更した種については( )か〈 〉をつけています。
1)( )は、この10年間の観察者の情報から季節移動型の変更、個体数レベルの変更などをすべきとの判断があって希少カテゴリーを改訂した種で、以下の計10種です。
チョウゲンボウ、コウノトリ、マミジロ、ツリスガラ、ハマシギ、オシドリ、アオバト、ジュウイチ、コルリ、キバシリ
なおトモエガモに[ ]をつけているのは、非少・減の根拠で準絶滅危惧種としていたのを、少・非減で準絶滅危惧種と判断しなおしたためです。
2)< >は前回の2002年時点で近畿地区版レッドデータブックの京都府の情報などから対象種として検討すべきだった種で検討の結果希少カテゴリーがついた種で、以下の計6種です。
クロガモ、ヒメウ、ホオジロガモ、ミコアイサ、カワアイサ、タゲリ
3)ランクの変更があった15種(9種+6種)のうち、2002年はランク外で今回はリストに入ったのは以下の計9種です。
2)の6種(クロガモ、ヒメウ、ホオジロガモ、ミコアイサ、カワアイサ、タゲリ)、とコウノトリ(迷行種扱いから)、ハマシギ、ツリスガラ
4)一方、2002年では希少ランクがついていたものの今回はずしたのは計5種です。
イワツバメは少でなく非少、タカブシギは減でなく非減と新たに判断しランク外としました。
オオマシコ・コイカル・ホシガラスの3種は毎年どこに出現するといえない(迷行種としての扱い)ため
レッドリスト対象種からはずしました。
表2に希少カテゴリ−を変更した種について、2002年のカテゴリーからどう変更したかの一覧を示しました。
新たにリストに入ったのが9種で、はずれたのが5種ですので、2002年のレッドデータブックに104種がはいっていたのが、2012年では4種増えて108種となりました。
希少カテゴリーが改訂された特徴的な種をいくつか紹介します。
いままで繁殖していなかった種があらたに繁殖を開始し、まだ極めて少しか確認されていなので絶滅危惧種
となった種としてチョウゲンボウ、コウノトリ、マミジロがあります。
チョウゲンボウは越冬個体群として準絶滅危惧種であったものが繁殖個体群として絶滅危惧種に、
コウノトリは、迷行種として対象外だったのが京丹後市で繁殖を開始したために絶滅危惧種に、
マミジロは、通過個体群として準絶滅危惧種であったのが芦生における繁殖情報により絶滅危惧種となりました。
クロガモは、2002年には対象種として検討が忘れられていた種です。北部の越冬海域における確認数が極めて少ない
点を踏まえて、越冬個体群から絶滅個体群と判定しました。
オシドリや、アオバト、コルリ、ジュウイチ、キバシリといった種は、いままで繁殖期に極めて少数が生息する
という点から絶滅危惧種となっていましたが、最近の観察記録からは、極めて少数から少数で減少はしてない
と判断されることから準絶滅危惧種と希少カテゴリーを下げました。これらの種の個体数は10年前に比べてある程度は
増えてきた可能性があります(単に観察例が増えただけの可能性もあります)。
まとめ 上記と重なる部分も多いですがまとめると以下のようになります。
2012年改訂版鳥類レッドリストについて
掲載種数
2012年の改定では鳥類は108種がレッドリストに掲載された。希少カテゴリー別の種数は(( )内は2002年における種数)、絶滅寸前種が8種(8種)、絶滅危惧種が48種(49種)、準絶滅危惧種が50種(45種)、要注目種が2種(2種)、計108種であった。
京都府では現在343種が記録され、このうち31.5%の108種がレッドリストに掲載された。2002年では京都府で321種が記録されており、32.4%の104種がレッドデータブックに掲載されていた。京都府で記録される鳥種の約3割が、何らかの希少性の指摘がされ保護する必要があるという状況に変化はない。
生息環境別に種数を見ると(( )内は2002年における種数)、海域・海岸域・離島が17種(13種)、河川・池沼・ヨシ原が17種(14種)、水田・畑地・草地が31種(30種)、山地・山林が40種(43種)、都市緑地など他の環境が3種(3種)、計108種であった。基本的なパターンは変わっておらず、府内の山地・山林などの森林環境とともに、海岸域や河川、水田などの湿地環境が鳥類の生息環境として重要であることが、あらためて確認された。
改訂された主な点
1)繁殖開始個体群
3種(チョウゲンボウ、コウノトリ、マミジロ) は府内であらたに繁殖が確認された。チョウゲンボウは京都市内で、コウノトリは京丹後市で繁殖を開始し、マミジロは芦生(南丹市)で繁殖情報が得られた。いずれも極めて少数の繁殖個体群であることから、チョウゲンボウは準絶滅危惧種(越冬個体群)から、コウノトリはランク外(迷行種)から、マミジロは準絶滅危惧種(通過個体群)から絶滅危惧種となった。
コウノトリは、兵庫県豊岡市における個体群復元事業により隣接する京丹後市でも少数個体が周辺生息するようになり2012年に営巣を開始した。
2)希少カテゴリーが変更、リストからはずれた種
オシドリ、アオバト、コルリ、ジュウイチ、キバシリは、2002年の情報よりは観察記録があることから、絶滅危惧種から準絶滅種となった。イワツバメとタカブシギは、観察結果(減少はしていないし、少なくはない)からレッドリストからはずした。さらに、オオマシコ、コイカル、ホシガラスもレッドリストからはずした。これらの種は定期的に特定の地域に渡来する可能性がない迷行種と判断しなおしたためである。
3)2002年に検討から漏れていた種
本来2002年時点で、対象種として検討すべきだったがもれていてランク外となっていた種で、ホオジロガモ、ミコアイサ、カワアイサ、ヒメウ、タゲリは、準絶滅危惧種(越冬個体群)となった。クロガモも対象種としての検討からもれていたが、京都府だけでなく周辺県の海岸域における越冬期の調査でほとんど確認されておらず、絶滅危惧種(越冬個体群)となった。
鳥類の地方版レッドデータブックの意義、つくるために必要な目
地方版の鳥類のレッドデータブックは、その地方の記録種の目録から、まず迷行種や情報不足種、多数種を除いて対象種をしぼる。野鳥は渡りをする種も多いから、対象種を繁殖個体群、越冬個体群、渡り個体群ごとに、個体群の規模や、減少の程度を明らかにして、希少カテゴリーを判定する。つまり、「野鳥」を見るだけでなく「野鳥たち(地域個体群)」の動向を見る目が必要となる。
レッドデータブックは、地域の生物多様性の保護を社会的にも進めることできる比較的あたらしいしかけで、次世代に伝える自然財の財産目録づくりと言える。財産目録がないと、開発や乱獲などでいなくなっても(泥棒に盗まれていても)誰も気づかない。1990年代に入って国のレッドデータブックがつくられ、2000年代になって、やっと都道府県単位に地方版のレッドデータブックがつくられるようになった。もっと多くの野鳥観察者が、このあたらしいしかけを理解し、地域の「野鳥たち」の実態が把握できるようになって、地域の自然の担い手として貢献する醍醐味を味わって欲しいと思う。
新規追加(2013年6月3日)
表3 京都府レッドリスト(2012年改訂版) 日本鳥学会鳥類目録第7版(2012)順の一覧
http://larus.c.ooco.jp/KBIRDRDBLIST.htm
京都府レッドデータブック(鳥類)改訂用サイト(改訂法の説明) 作成 2011年9月9日
京都府は2002年に出したレッドデータブックが10年たつため、2011年および2012年の2年間かけて改訂します。
2011年中に仮の改訂レッドリストを作成し、2012年にレッドデータブックの改訂版を作成する予定となっています。
このサイトは、この作業にかかわる方の便宜を考えて作成したものです。
関連する資料などを見ることができるようにしたいと思います(希少種にかかわる個々の情報は公開しません)。
A.レッドデータブック改訂の体制
B.2002年版レッドデータブックの内容と作成の考え
C.レッドデータブックの改訂意見の述べ方
A.レッドデータブック改訂の体制
改訂作業は京都府希少野生生物保全検討委員会の委員が中心となっておこないます。
鳥は須川と中村桂子様の2名が委員として入っていますが、須川が主責任者となります。
また調査(協力)者として、以下の方に名前を出す了解を得て委員会に届けています。多くの観察者の方との間を仲介する役割、および改定の際の意見を述べていただくことをお願いしています。
鳥類についての改訂の体制:( )内は分担内容(敬称略)
須川恒(全般、主責任者)、中村桂子(副責任者、京都支部、京都市)、狩野清貴(京都府北部)、梶田学(中部)、脇坂英弥(南部)、塩崎達也(情報集積)、和田岳(全般)
2011年7月16日(土)午後4時から、日本野鳥の会京都支部事務所にて
「京都府のレッドデータブックの改定および、京都府の指定希少生物について」の会合をもちました。
http://www.mmjp.or.jp/WBSJ-Kyoto/index.html ←事務所の場所
今後も必要に応じて、会合をもつ予定です。
B.2002年版レッドデータブックの内容と作成の考え
改訂のためには、2002年のレッドデータブックはどのような考えでできたのかの情報が必要です。
2002年の京都府のレッドデータブックの作成経過と概要の説明は以下から判ります。
http://www.pref.kyoto.jp/kankyo/rdb/bio/bird_g.html
また各種の説明は以下から読むことができます。
http://www.pref.kyoto.jp/kankyo/rdb/bio/bird.html
2002年版のレッドデータブックをうけて進んだ作業のうち京都府絶滅のおそれのある野生生物の保全に関する条例
指定野生生物については以下をごらんください。
http://www.pref.kyoto.jp/kisyosyu/1198225714475.html
2002年のレッドデータブック掲載種を、生息環境別、希少カテゴリー別に整理した一覧表は以下です。
この一覧表では、どのような考えて希少性の判定をしたかが判るようになっています。
http://larus.c.ooco.jp/KRDB.htm
京都府レッドデータブックの作成フローを簡単に述べると以下です。
まず京都府確認種から、1)迷行種、2)情報不足種、3)多数種を除いた種を判定対象種とします。
近畿地区版レッドデータブックと同じ考えを京都府にあてはめたものです。
参照 近畿地区レッドデータブックにおける希少種選定の方法は以下です
http://www.mus-nh.city.osaka.jp/rdb-bird/Methods.html
1)「迷行種」の決定にあたっては「毎年複数個体が生息・渡来・通過する場所を予見できない種」という基準をもちいる。したがって,近畿地方(京都府)で1か所でも複数個体の生息・渡来・通過が予見できる場所があれば、その種は「迷行種」とはみなされない。
2)はアビ類のように、海岸を遠く離れた海上に生息する種などで、分布や個体数の多少・増減を観察者がとうてい判断できないとみなせるもの。
3)はスズメやハシブトガラスに代表されるように,近畿の各府県にごく普通にみられ,誰の眼からみても希少でないことが明白な種。
それぞれどの種を迷行種、情報不足種、多数種としたかの一覧は以下です。
http://larus.c.ooco.jp/KRDBTAISHO.htm
次に、希少性を判定する対象個体群を明らかにします。たとえば、多くの個体が越冬している種で、少数が繁殖している場合は、繁殖個体群が対象個体群となります。
対象の個体群 B:府内繁殖個体群 (B):繁殖期行動圏の一部 W:越冬個体群 T:通過個体群
対象個体群の個体数や分布のパターンについて 1)極少、2)少、3)少なくはない(普通にいる、多いなどもここ)
対象個体群の個体数や分布における減少のパターンについて 1)減少、2)減少はしていない(増加しているばあいなどもここ)
をそれぞれ明らかにします(情報が少なくて見解が分かれる部分ではあります)
京都府の場合、個体数や分布パターンどうか、減少についてどうかに基づき、比較的シンプルに以下のように希少性を判定しています。
希少性の判定 (図1参照)
絶滅寸前種(極少かつ減少)、
絶滅危惧種(極少ないが減少はしていない、か、少なくて減少)、
準絶滅危惧種(少ないが減少していない、か、少なくはないが減少している)
その他の種は希少性は認められないランク外となります。
なお、個体数は多いが繁殖地が限定されている種などは要注目種としています。
図1 希少性の判定の考え方
一覧表では、種ごとに、その種の対象個体群は何か(種名の後のB,W,T)、また絶滅危惧種と準絶滅危惧種では、二つあるパターンのどちらにもとづいて希少性を判定したか判るようにしてあります(絶滅危惧種は極か減、準絶滅危惧種は少か減で示しています)。
一覧表においては、環境別のイメージや、保護対策を知ることができる印もつけています。
水田・畑地・草地における※印:規模の大きい農耕地・府内では巨椋干拓地などに限定して出現する種。
I:岩倉に1970年代(まだ水田が広がっていた)に確認されたものの、近年姿を消した種(高田,2000)。
山地・山林における★印:芦生・鞍馬・八丁平・久多・比叡山・愛宕山・大江山・青葉山など(自然度が高く規模の大きい山林)に限定して出現する種。
指 : 指定希少野生生物に指定の5種
猟禁: 狩猟鳥だったが禁止対応がとられた種
鳥類の地方版レッドデータブックの作成や改訂のためには、まず京都府の鳥類リストが必要となります。
2012年の日本鳥学会目録改訂にむけてつくったリストをたたき台としています。
C.レッドデータブックの改訂意見の述べ方
京都府の鳥類について観察を深めておられる方は、この一覧をご覧になると
1)レッドデータブックに含まれるべきと思われる種が掲載されていない
2)掲載はされているが、ランクが違うのではないか
という意見をもたれると思います。
それらの方はぜひ改訂意見をお寄せください。
1)に関して 京都府で記録されて対象種としなかった種について、それぞれのどの種を1)迷行種、2)情報不足種、3)多数種としたかの一覧は、以下です(対象種として検討しランク外と判断した種の一覧も示します)。
http://larus.c.ooco.jp/KRDBTAISHO.htm
なお2002年のレッドデータブック作成過程で、以下の7種は見落としがあって対象種からはずれていたことが判明しており今回の改訂で対象種として扱う予定です。クロガモ、ホオジロガモ、ミコアイサ、カワアイサ、タゲリ、ハマシギ、ミソサザイ(7種)
これらの種については、ランクをどう考えるかに関してご意見をお寄せください。
2)掲載はされているがランクが違うのではないかと思われる種に関しては、
まず、2002年版では、対象個体群は何で、個体数や分布情報がどうであって、減少についてどう判定したかを一覧表や、レッドデータブックの種別の説明から読み取って書いてください。
改訂意見を支える情報を(対象個体群、個体数や分布、増減に関する情報)を、2001年以前と、2002年以降にわけて書いてください。
2002年版の希少性の判定基準ではこのように考えればよいという改訂理由を書いてください。
例としては以下です
チョウゲンボウは、2002年版では、対象個体群は、越冬個体群で、減少はしていないが少ないということで準絶滅危惧種となっています。
しかしここ数年京都市内で極少数が繁殖しています。新たに繁殖をはじめたわけですから、個体数は減少しているわけではないとなります。
しかし個体数や分布からみて極少数と言えますので、改訂意見としては、繁殖個体群が対象となり、絶滅危惧種となり、越冬個体群としては準絶滅危惧種のままであっても、繁殖個体群の希少性を優先させてチョウゲンボウは絶滅危惧種とすべきという意見となります。
改訂意見は2011年12月末までにお送りください。
このサイトの作成者 須川恒 連絡先 CXD00117 ※nifty.ne.jp
※は@にかえてください
資料室
2019年5月5日
タイトル ゲッチョワールドの小さなビンゴ
みなさまへ(京都ビオトープ研究会の方へ)
5月4日に高槻市アクアピア(高槻市自然博物館)へのバス停にて、何かわからない集団が
集まっている。うかがうと地衣類の観察会へ行くとのこと。代表者の方の名刺をいただく。
地衣類ネットワーク代表の山本好和さん。京都府のレッドデータブックの地衣類の情報
の提供者とのこと。きのこの佐久間さん経由での提供とのこと。府のレッドデータブック
委員として感謝する。
帰って調べるとすさまじい地衣類のネットワーク。
地衣類ネットワーク http://jlichen.com/
観察会には東京から参加したという人もいた。何人かはゲッチョ(盛口満)の地衣類の
本でこの活動を知って参加したとのこと。
5月5日京都府立図書館から、以下の本を借り出し読んだ。
盛口満(2017)となりの地衣類 地味で身近なふしぎの菌類ウォッチング
5月3日いのちの森(梅小路公園)観察会では、オオセミタケ発掘で
もりあがったので、盛口満(2006)「冬虫夏草の謎」も併せて借りた。
5月4日にアクアピアに行ったのは、「謎のカラスを追う」の中村純夫
さんと6月に予定している鳥学会の地区会がらみだった。
この本の内容からホネホネの人達につなげたいと思っていたところ、
自然博入り口で自然系古本をホネホネ団団長の西澤真樹子さんが売って
いたので、中村さんを紹介できた。
西澤さんはこの本のことは知っていたが、著者の中村さんが高槻市在住
とは知らなかったのこと。また西澤さんは、本日地衣類ネットワークの
観察会が自然博物館近辺であるとの連絡は受けていた。
同じバス停でおりた地衣類観察の一行がやってきた。
ゲッチョもなにわほねほね団も西澤真樹子さんも本で知っている人達が多いが、現物が
前にいることは気づかないのでおしえてあげた(にしざわまきこと名札もつけていたが…)。
盛口さんワールドのビンゴゲームで、中村純夫さん、西澤真樹子さん、
地衣の山本好和さんのビンゴができた気分となった。
そういえば、沖縄大学学長になってしまったゲッチョはどうしている
のだろう… と検索ゲッチョ(盛口満)学長の沖縄大学入学式式辞
https://www.okinawa-u.ac.jp/10868
とてもいい。
ゲッチョが学長に選ばれた過程
ゲッチョのコラム
https://blog.goo.ne.jp/kamage-nomori
2019年1月22日を読まれたい。
2019年4月2日にも短くその日のことが書いてある。
もちろん地衣の山本さんとのやりとりも紹介されている。
須川恒